コラム
インフルエンザ予防に口腔ケアが効く!
インフルエンザの予防には、ワクチン接種、手洗い、湿度の保持、
休養と適切な栄養接種、人混みを避けることなどに加え、
最近では、インフルエンザの予防として、口腔ケアが注目されています。
実は驚くほど大量の細菌が生息している口腔内。
口の中には約30億~6000億もの細菌が存在するとも言われています。
これらの細菌はプロテアーゼという酵素を出す特性があります。
このプロテアーゼは、インフルエンザウイルスが気道の粘膜から細胞に侵入しやすくする特性をもっています。
つまり、お口のなかが不潔な状態を放置しておくとプロテアーゼの量が増え、
インフルエンザに感染しやすくなるということです
そこで感染症予防に取り入れていただきたい歯磨きのポイントは3つ。
① 夜は念入りに磨く
唾液には抗菌作用があり、口腔内を細菌から守る働きがあります。
ですが、睡眠中はあまり唾液が出ません。
そのため、睡眠中は雑菌が繁殖しやすくなります。
おやすみ前の歯磨きを丁寧に行って、細菌の増殖を防ぎましょう。
② 朝は起きてすぐ磨く
朝起きてすぐのお口の中は、睡眠中に繁殖した雑菌でいっぱいです。
歯磨きをすることで口腔内の細菌数を減らし、
また口腔内で産生されたプロテアーゼを洗い流してウイルスや細菌の侵入を防ぎます。
③ 舌も磨く
細菌は歯だけでなく、舌の上にも多く生息しています。
歯磨きのついでに、舌も磨きましょう。
やり方は簡単!
専用の器具を使って舌の上を数回、やさしくこするだけ。
舌ブラシや舌クリーナーは、当院やドラッグストアで販売していますのでぜひお試しください。
口腔内が清潔になると、唾液が喉の粘膜に付着した細菌を洗い流してくれる作用と、
のどを潤す・保湿の役割を果たし、感染予防につながります。
ウイルスや細菌に負けない「うがい・手洗い・歯磨き」を取り入れて、
この冬を元気に乗り切りましょう!
戸畑なかしま歯科
北九州市戸畑区千防2丁目10-6
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