コラム
保険診療と自由診療の入れ歯はどう違う?治療費や治療期間を徹底解説!
歯を失ってしまった時には、入れ歯を入れることで失われた歯を補完できます。
入れ歯にも、部分入れ歯や総入れ歯などの種類があります。保険診療や自由診療などでも費用は大きく異なるため、入れ歯を入れる前にあらかじめチェックしておきましょう。
今回は、入れ歯の種類や治療費、治療期間などについて詳しくお話しします。
保険診療の場合の金額と特徴
まずは、保険診療で作れる入れ歯の場合、部分入れ歯の治療費は5,000〜15,000円前後、総入れ歯の場合は15,000円前後かかります。アクリルレジンが素材として使用されており、部分入れ歯の場合は固定するためのクラスプと呼ばれるバネが装着されています。ただし、耐久性はやや低いため、変形したり摩耗したりした場合には再製作する必要があります。
入れ歯は大掛かりな手術をする必要がないため、患者様の身体に負担をかけないことがメリットです。保険診療で入れ歯を作る場合は、2週間から1ヶ月ほど期間がかかるため、余裕を持って入れ歯を作るよう心がけましょう。入れ歯が仕上がってから、違和感をなくすために微調整するケースもあります。
また、抜歯をしてから入れ歯が完成するまでの期間には、保険適用が可能な「即時義歯」を入れるため、食事や普段の生活には支障なく過ごすことができます。
入れ歯は人工歯が変色しやすく、部分入れ歯の金具が見えてしまうことがデメリットだと言えます。部分入れ歯の場合は金具を自分の歯にかけるために、残存している歯に負担がかかりやすくなります。さらに、入れ歯の作製後から6ヶ月は作り直しができないというルールが定められているため、注意する必要があります。
自由診療の場合の金額と特徴
それに対し、自由診療で作れる入れ歯は、作製期間が2〜3ヶ月ほどかかり、材質によっては20〜80万円ほどかかります。インプラントを使用すれば、入れ歯には見えないほど自然な仕上がりとなります。さらに、自由診療の場合は残っている自分の歯に負担がかからない方法を自由に選択できることがメリットです。
自由診療には、以下のような種類があります。
・インプラント
・ノンクラスプデンチャー
・金属床義歯
・ロケーター義歯
・マグネット義歯
・アタッチメント義歯
その他の選択肢は?インプラントやノンクラスプデンチャーについて
永久歯と遜色なく歯を再建できるのは、インプラントです。審美性に優れていることから、若くして歯を失ってしまった場合は、インプラントを選ばれる方が多くいらっしゃいます。インプラントは人工の歯根を作って歯を再建するため、手術が必要となります。
保険診療と比較して、自由診療はさまざまな素材や幅広い方法から選択することが可能です。入れ歯のバネを目立たせたくない方は、バネの色が歯ぐきと同じ色味でできているノンクラスプデンチャーがお勧めです。食べ物の温度を感じたいと考える場合は、金属床義歯を選択すると良いでしょう。
入れ歯が外れやすく悩んでいる方の場合は、ロケーター義歯の使用を検討してみましょう。ロケーター義歯はインプラントに固定することで、安定性が高いことが特徴です。硬い食べ物を噛む場合も、強い力で噛みやすいことがメリットです。また、取り外しも可能な義歯であるため、ご自身で簡単にお手入れできることも魅力だと言えます。
入れ歯が浮きやすい場合は、マグネット義歯を利用しても良いでしょう。マグネット義歯は、マグネットの吸着力を利用して義歯を固定することができます。ただし、金属アレルギーの心配や天然歯に負担がかかるケースもあるため注意しましょう。
アタッチメント義歯も、磁石やシリコンを利用して固定する入れ歯を指します。見た目が自然でしっかりと噛みやすいことから、食事を楽しみたい方に向いています。
生活の質を上げるためにも、ご自身のお口に合わせた入れ歯を作るのは大切なことです。入れ歯に関して不明点がある場合は、お気軽にお問合せください。
戸畑なかしま歯科
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