コラム
タバコと歯周病リスクの関係
タバコは歯周病リスクを高めます!ぜひ禁煙を!
歯周病は、歯の周りの骨と歯ぐきの病気、最終的には歯が抜けてしまう病気です。
タバコは、肺ガンや脳卒中、心筋梗塞などの深刻な疾患の原因となることは広く知られていますが、実は歯周病の進行にも関わっています。
タバコでなぜ歯の周りと歯ぐきの病気が進んでしまうのか。
これはタバコに含まれる含有物(ニコチン・一酸化炭素・化学物質)が原因です。
①ニコチン:歯肉の毛細血管が収縮して歯肉に栄養が届かなくなる
②一酸化炭素:ヘモグロビン酸素を運べなくなることから歯肉が酸欠になる
③タバコの中の化学物質:歯周病菌の大好物なので、プラークが固くなり、プラークの中の菌がより元気になる
この3つの原因で、歯肉は栄養酸素不足で抵抗力が落ち、お口の中の細菌が元気になるため、たばこを吸うと歯周病リスクが上がってしまう。
つまりタバコを吸う人は、歯周病が発症しやすい進行しやすい、という事になります。
禁煙すると、すぐに「歯の周り」と「歯茎の病気」に良いい影響が出る
タバコをやめると、すぐに歯周組織にいい影響が現れます。数日後には、歯肉の血流の量が増えるほか、炎症に伴い歯肉溝から分泌される歯肉溝浸出液が減少しはじめます。禁煙をすると歯を支える組織の状態が良くなるため、歯周病のリスクが下がり、治療効果が上がります。
消化機能や空腹感、味覚・嗅覚への影響は、禁煙後、早い人では2~3日で回復するとも言われています。
さらに、禁煙1年後くらいから歯の喪失リスクが低下しはじめ、10年以上たつと非喫煙者と同レベルにまで回復することが分かっています。
人生100年時代。お口の健康が全身の健康につながります。
今や、歯周病は日本人の8割が感染していると言われる、立派な国民病です。禁煙すること、そして3ヶ月に1回の定期健診やクリーニングは、お口の中や全身の疾患の予防につながります。人生100年時代、健康なお口で、美味しく食事を楽しみましょう♪
※87才で現役モデルのフランシスさん(かっこいい!)自分の歯を20本保持。0才の赤ちゃんは乳歯2本(キュート!)のサンスター様のCMです。
“人生100年時代”を迎えるに当たり、サンスター様が目指す「お口の健康を起点とした、全身の健康と豊かな人生」を実現するため、お口のケアを大切にしてほしいとのメッセージが打ち出されています。
戸畑なかしま歯科
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